はじめて番協が当たった話(行くまで篇)

高い倍率で有名であるあの番組の番組協力に当たってしまった。そこからわたしは思い込んでUp↑Down↓してる。
 
まさに心はローリングコースター
 
 
 
 
 
【水曜日】
 
バイトが終わった後にスマホを確認するとメールが届いていなかった。いつものグループLINEで
 
「今日仮に当たってたらウィッグ買わなきゃな…って思ってたから番協当たらなくてよかったー!!!」
 
とちょっぴり悔しかったので皮肉を込めて発してみると、
 
「明日じゃないの!」
 
と返ってきた。
 
 
そう、明日だった。
 
そこからいかに地味な女性に扮し観覧を楽しもうかという話で盛り上がり、そういえばわたし当たっていないんだった。もう観に行く気でいたわ…と我に返った。
 
 
その夜番協の話をしたからか、えいとさんたちが出てきた。内容は覚えていない。
 
ちなみに前日にもえいとさんたち出てきたんだけど、そのときにわたしは三馬鹿に向かってこんなことを発していた。
 

 

 
 
なんて恐ろしい夢…。
 
 
 
【木曜日】
 
バイトがない日だった。
久しぶりに家でゆっくり過ごそうと思い、学校が終わり帰宅するなりベッドでごろごろしながらねこをあつめていた。すると突然やってきた1通のメール。わたしは息を飲んだ。そして差出人を確認した…
 
 
カフェの奥さんからだった。
 
 
世の中そんなに上手くいくはずない。当たり前である。その後も休日を満喫するかのようにごろごろし続けた。さあそろそろご飯でも食べようかなと思ったときジャニーズファミリークラブからメールがきた。
 
二度見した。
 
 
やっぱりジャニーズファミリークラブからだった。
 
 
スマホを握る手が震え、動悸が激しくなり、急に寒気がした。食欲もわたしの中から抜け落ちてしまった。晩御飯の準備はもはや必要なくなった。
メールの件名には「番組協力当選のお知らせ」と書いてある。やばい。やばいことになってしまった。
 
恐る恐るメールを開いてみたが怖くてスクロールできなかった。この事実をひとりで抱えることも苦しく、グループLINEで報告した。みっちょはわたしを煽るのを楽しみだしたし、もてぃちゃんはお赤飯炊きたいと言ってきた。
 
なんとか参加表明の空メールを送った。*1
 
わたしはいかに火曜日まで生き残ろうかをひたすらに考えていた。噂によると1回の収録が100人程度の観覧らしい。その中のひとりがわたし??あいつ番協当たったらしいぞとスパイに目をつけられ撃たれてしまったらどうしようなど要らない心配をたくさんした。
 
またいかにお目汚しにならないかをひたすら考えたし、「透明人間 なり方」で検索もかけた。観に行きたい気持ちと見られたくない気持ちで感情がごちゃごちゃだった。*2そんな心配しなくとも風景として認識されるであろうに。
 
 
そのあと味園ユニバースの映像化決定のお知らせも入ってきて、完全にキャパオーバー。気がついたら眠りについていた。
 
 
 
【金曜日】
 
朝起きると昨日の出来事が全て夢だったように思えた。
倍率の高い番協に当たった夢をみるなんて、わたしの脳内ハッピーだな~と思いながら受信ボックスを確認してみるとあのメールがあった…わたしの人生ハッピーだった…。
 
その日のお昼、スマホを学校で紛失した。
スマホがなければ番協に参加できない、いやそれ以前に今後の生活とっても困る…!!!とパニックだった。床に落ちていたゴミを拾いそのまま一緒にスマホもゴミ箱に捨ててしまったんだ!偽善行為なんかするから!!とわたしは思い込み、一生懸命ゴミ箱を漁った。その様子は動画を撮られる程のものだった。
 
結局なぜか自転車のかごの中にあったからよかったのだが、恐ろしく自分に呆れた。動揺し過ぎ…。
 
 
 
土日月はせっせとバイトに勤しみあっという間に過ぎていった。その中でお腹がすいても番協のことを考えると空腹を満たせるという技を習得した。おかげでくびれが少し復活した。なんて素晴らしいダイエット法なのでしょうか。
 
 
昨日までずっとどうしようどうしよう……と何故か病んでいたのだけれど、下ネタ全開で楽しそうなスバラジを聞いて、ブラジャーを手に持ち美声を披露した関ジャムを見て、なんだかとっても楽しみになってきた。楽しそうなすばるくんを見れたらいいな~
 
 
 
わちゃわちゃするであろう三十路男性たちを観に行くことに関して、こんなに気分が上がったり下がったりするわたしってとてもハッピー野郎!
今は緊張とわくわくで、あ~なんで好きになっちゃったのかなあ~と脳内でずっと流れているし、ジャニヲタでよかった!すばるくんと同じ時代に生きていてよかった!そもそも人間でよかった!と万歳三唱している。
 
それくらいに今しあわせを噛み締めていて、なんだか番協が終わったら命が尽きてしまうのではないかと当たってからずっと思っている。いや真剣に。
やすだくんの「生きて帰れるかな?」*3がふとした瞬間にいつも思い出される。
 
そんなことを考えながらバイト終わりに自転車を漕いでいたら、iPodからエイトビートが流れてきたから、だらだらと続いた誰得でもない文章をこの歌詞で締めるとする。
 
 
 
ただ生きる!生きてやる!
呼吸を止めてなるものか!!

*1:「カラムーチョ送りましあ」とLINEで誤字を披露する程度にはパニックだった。

*2:「ミセテクレ!」「ミナイデクレ!」

*3:十祭Babunより。